人が幸せになる為の教え仏教。清流寺は皆様の幸せを祈ります。宗教, 講演, 法話, 法要, 法事, 座禅, 写経, 散骨, 供養, 永代供養, 御霊前, 葬儀社の選び方, 仏具の供養, 御住職の代務
散骨と供養


現在普通に見られる OO家之墓 の形式は明治・大正時代に完成されました。
それ以前は鳥葬や風葬という聞きなれない方法もありました。
古日本の仏教各宗派の祖師方には「お墓に拘る必要なし」と仰られたそうです。

現代においても法的制限こそあれ、個人の自由選択が許されておりまして
散骨も選択肢の一つとなっております。
皆様も既にご存じの散骨について行政機関の見解は「刑法における死体遺棄法
に抵触しないよう必要十分な方法を用い、尚かつ節度を持って行われる限りには
問題無し。」となっております。
この限りにおいて、散骨には主に次のような方法があります。

1.日本近海での散骨
沖縄や北海道でも行われておりますが、法により許可されていない海域があります
ので個人勝ってには出来ませんし、許可された海域でもそこまでの航路に規制が
あったりと闇雲に出来るものでもありません。
また、実際散骨が可能か否やは、船をチャーター出来るかどうかにもかかってい
ます。
遺族や関係者の乗船人数、あるいはお坊さんの乗船などより費用には凡そ5万円
〜40万円以上とかなり幅があります。
散骨実施方法には大きく2通りあります。
 a.遺族は乗船せずに、代理店が遺族に代わって散骨する方法。
 b.遺族や関係者が乗船し、遺族の手から散骨する方法。

2.山での散骨
自然に囲まれた山での散骨を望まれる方も多いものです。
「山は広大だから人様に迷惑かける心配も無いし、出来るだけ見晴らしの良い所
 に散骨しよう。」とは誰もが思う事でしょう。
がしかし、山といっても個人の所有であったり、国定・国立など自然公園法により
行政機関が規則を定め管理してる場合有りと十分に調べなければなりません。
勿論、山を訪れる人々や、近隣に居住する人々への配慮も欠かしてはなりません。

3.海外での散骨
四面を海に囲まれたハワイでの散骨が一番多いようです。
遺族が乗船するかしないかは日本近海での方法と同じですが、ハワイまでの
渡航費が別途必要になります。
散骨自体の費用は凡そ30万円からとなっているようです。
御遺骨を海外に持ち出すには差ほど厳しい国内審査はありませんが、受け入
れる国によってそれぞれ条件が異なりますので、十分に調べる必要があります。
(入国審査の段階で遺骨持ち込みを拒否される場合がありますのでご注意を。)

4.専門業者に委託
専門業者に依頼する事が出来ます。
国内外を問わず、様々な法律や条件を事前調査した上で施行に及びます。
海洋散骨の他には、空中散骨(費用は凡そ30万円から50万円以上)、宇宙散骨
(費用は凡そ100万円以上)と多種多様です。

◆同席(乗船)せずに散骨を依頼する場合について
お坊さんの乗船しないセレモニーとなります。
節度を持って執り行ってもらう為にも、依頼する遺族から船長宛に手紙を書いて
渡した方が良いでしょう。
船上に祭壇を用意し、御遺骨を水溶性の袋に納め安置します。
御遺骨の前で船長から手紙を読み上げてもらい、敬礼を持って海にお返しします。
御遺族には、散骨した証明書と共に、散骨の様子を撮影した写真を添えて送付
頂くという段取りになります。

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